- 2014-02-05 00:09:30
東京大学 脳神経倫理研究連携ユニット
■代表者 佐倉統(情報学環・教授)
■概要
脳神経科学は爆発的に進展している。そのため、かつては医学と生理学だけの範疇だったものが、工学や情報学はもとより、経済学、法学、経営学、教育学などの諸領域と密接な関係を持つようになり、さらには一般社会にもさまざまなメッセージが発せられるようになった。このユニットでは、このような状況を整理し、研究倫理や科学コミュニケーションなどの観点から問題点を洗い出し、解決の方途を探ることを目的とする。
■構成員
赤林朗(医学系研究科・教授)
池谷裕二(薬学系研究科・准教授)
石浦章一(総合文化研究科・教授)
石原孝二(総合文化研究科・准教授)
金森修(教育学系研究科・教授)
児玉聡(医学系研究科・講師)
坂井克之(医学系研究科・准教授)
酒井邦嘉(総合文化研究科・准教授)
澤田康文(薬学系研究科・教授)
鈴木隆文(情報理工学系研究科・講師)
信原幸弘(総合文化研究科・教授)
満渕邦彦(情報理工学系研究科・教授)
武藤香織(医科学研究所・准教授)
柳原大(情報学環/総合文化研究科・准教授)
山本隆一(情報学環・准教授)
■活動
・プロジェクトホームページの運営
・ホームページを用いた情報提供(ポータルサイトとしての運営)
・研究会の実施(1〜2ヵ月に1度、不定期開催)
■ 連絡先
東京大学 脳神経倫理研究連携ユニット 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷7−3−1
東京大学本郷キャンパス 福武ホール2F 佐倉研究室内
TEL/FAX : 03-5841-2662(内線22662)
東京大学脳神経倫理研究連携ユニット 第一回研究会
東京大学脳神経倫理研究連携ユニットでは、第一回目の研究会として、日本大学医学部脳神経外科の片山容一先生をお招きし、先生のご専門であるDBS(DeepBrain Stimulation=脳深部刺激療法)のお話をうかがいます。片山先生は、30年前からDBSの臨床実践を手がけられている世界的権威のお一人です。今回はDBS施術を行われてきた中で感じていること、問題点などを詳しくお聞きします。みなさまお誘いあわせの上、どうぞお越しください。
【東京大学脳神経倫理研究連携ユニット 第一回研究会】
■講師:片山容一先生
(日本大学脳神経外科・大学院医学研究科応用システム神経科学)
■題名:「ヒト脳機能異常の脳内植込み電極による制御:その倫理的課題」
■概要:
ヒトの脳内の神経回路網の一部を、柔らかい植込み電極と体内埋設刺激デバイスで刺激すると、従来は治療が困難であった多くの脳機能障害を劇的に制御することができる。このような治療法をdeep brain stimulation(DBS)と呼ぶ。DBSは、中枢性疼痛および不随意運動の治療法として保険収載されるまでに発展している。また、それ以外の脳機能異常を克服する手段としても、さまざまな応用が試みられるようになっている。このような展開は、どこまで人工的な手段でヒトの脳機能異常に介入してよいのかという倫理的課題を突きつけている。
■日時:2009年6月15日(月)16:30-18:00
■場所:東京大学情報学環本館2階教室
(http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_14_01_j.html)
■参加費・申込み不要。
■研究会終了後、懇親会を予定しております。
■お問い合わせ先:東京大学脳神経倫理研究連携ユニット 事務局
(東大情報学環佐倉研究室 担当:水島希)
東京大学 脳神経倫理研究連携ユニット
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学本郷キャンパス 福武ホール2F
TEL & FAX : 03-5841-2662(内線22662)
担当:水島希(mizushima [at] iii.u-tokyo.ac.jp)
([at]を@と読みかえて下さい。)
Patricia Churchland 講演会のお知らせ
「心の哲学」を代表する研究者であり、近年では脳神経倫理について研究を遂行されている Patricia Churchland 教授(カリフォルニア大学サンディエゴ校哲学科)を迎え、講演会を開催いたします。ふるって御参加ください。
■講演タイトル:The Neural Platform for Morality
■日時:2010年12月16日(木) 15時00分~17時00分
■会場:東京大学 工学部2号館 9階 93B教室
【http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html】
地下鉄丸の内線・大江戸線[本郷三丁目駅]から徒歩6分
地下鉄南北線[東大前駅]から徒歩8分
■参加費:無料(事前登録:不要)
■使用言語:英語
■発表要旨
Self-preservation is embodied in our brain’s circuitry: we seek food when hungry, warmth when cold, and sex when lusty. In the evolution of the mammalian brain, circuitry for regulating one’s own survival and well-being was modified. For sociality, the important result was that the ambit of me extends to include others — me-and-mine. Offspring, mates, and kin came to be embraced in the sphere of me-ness; we nurture them, fight off threats to them, keep them warm and safe. The brain knows these others are not me, but if I am attached to them, they fire-up me-ness circuitry, motivating other-care that resembles self-care. In some species, including humans, seeing to the well-being of others may extend, though less intensely, to include friends, business contacts or even strangers, in an ever-widening circle. Oxytocin, an ancient body-and-brain molecule, is at the hub of the intricate neural adaptations sustaining mammalian sociality. Not acting alone, oxytocin works with other hormones and neurotransmitters and structural adaptation. Among its many roles, oxytocin decreases the stress response, making possible the friendly, trusting interactions typical of life in social mammals. I can let my guard down when I know I am among trusted family and friends.
■本人による研究内容紹介
“I explore the impact of scientific developments on our understanding of consciousness, the self, free will, decision making, ethics, learning, and religion and issues concerning the neurobiological basis of consciousness, the self, and free will, as well as on more technical questions concerning to what degree the nervous system is hierarchically organized, how the difficult issue of co-ordination and timing is managed by nervous systems, and what are the mechanisms for the perceptual phenomenon of filling-in.”
■代表作
Neurophilosophy (The MIT Press, 1986),
The Computational Brain (共著, The MIT Press, 1992) ,
The Mind-Brain Continuum(共編, The MIT Press, 1996),
Brain-Wise: Studies in Neurophilosophy (The MIT Press, 2002) など.
詳細は以下のURL参照。
http://philosophyfaculty.ucsd.edu/faculty/pschurchland/index_hires.html
■主催
東京大学 脳神経倫理研究連携ユニット
■お問い合わせ先
東京大学脳神経倫理研究連携ユニット事務局
http://sakuralab.jp/project
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1東京大学本郷キャンパス 福武ホール2F
TEL & FAX: 03-5841-2662(内線22662)
担当:礒部太一(qq086202 [at] iii.u-tokyo.ac.jp)
([at]を@と読みかえて下さい。)
■代表者 佐倉統(情報学環・教授)
■概要
脳神経科学は爆発的に進展している。そのため、かつては医学と生理学だけの範疇だったものが、工学や情報学はもとより、経済学、法学、経営学、教育学などの諸領域と密接な関係を持つようになり、さらには一般社会にもさまざまなメッセージが発せられるようになった。このユニットでは、このような状況を整理し、研究倫理や科学コミュニケーションなどの観点から問題点を洗い出し、解決の方途を探ることを目的とする。
■構成員
赤林朗(医学系研究科・教授)
池谷裕二(薬学系研究科・准教授)
石浦章一(総合文化研究科・教授)
石原孝二(総合文化研究科・准教授)
金森修(教育学系研究科・教授)
児玉聡(医学系研究科・講師)
坂井克之(医学系研究科・准教授)
酒井邦嘉(総合文化研究科・准教授)
澤田康文(薬学系研究科・教授)
鈴木隆文(情報理工学系研究科・講師)
信原幸弘(総合文化研究科・教授)
満渕邦彦(情報理工学系研究科・教授)
武藤香織(医科学研究所・准教授)
柳原大(情報学環/総合文化研究科・准教授)
山本隆一(情報学環・准教授)
■活動
・プロジェクトホームページの運営
・ホームページを用いた情報提供(ポータルサイトとしての運営)
・研究会の実施(1〜2ヵ月に1度、不定期開催)
■ 連絡先
東京大学 脳神経倫理研究連携ユニット 事務局
〒113-0033 東京都文京区本郷7−3−1
東京大学本郷キャンパス 福武ホール2F 佐倉研究室内
TEL/FAX : 03-5841-2662(内線22662)
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[イベントのお知らせ]東京大学脳神経倫理研究連携ユニット 第一回研究会
東京大学脳神経倫理研究連携ユニットでは、第一回目の研究会として、日本大学医学部脳神経外科の片山容一先生をお招きし、先生のご専門であるDBS(DeepBrain Stimulation=脳深部刺激療法)のお話をうかがいます。片山先生は、30年前からDBSの臨床実践を手がけられている世界的権威のお一人です。今回はDBS施術を行われてきた中で感じていること、問題点などを詳しくお聞きします。みなさまお誘いあわせの上、どうぞお越しください。
【東京大学脳神経倫理研究連携ユニット 第一回研究会】
■講師:片山容一先生
(日本大学脳神経外科・大学院医学研究科応用システム神経科学)
■題名:「ヒト脳機能異常の脳内植込み電極による制御:その倫理的課題」
■概要:
ヒトの脳内の神経回路網の一部を、柔らかい植込み電極と体内埋設刺激デバイスで刺激すると、従来は治療が困難であった多くの脳機能障害を劇的に制御することができる。このような治療法をdeep brain stimulation(DBS)と呼ぶ。DBSは、中枢性疼痛および不随意運動の治療法として保険収載されるまでに発展している。また、それ以外の脳機能異常を克服する手段としても、さまざまな応用が試みられるようになっている。このような展開は、どこまで人工的な手段でヒトの脳機能異常に介入してよいのかという倫理的課題を突きつけている。
■日時:2009年6月15日(月)16:30-18:00
■場所:東京大学情報学環本館2階教室
(http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_14_01_j.html)
■参加費・申込み不要。
■研究会終了後、懇親会を予定しております。
■お問い合わせ先:東京大学脳神経倫理研究連携ユニット 事務局
(東大情報学環佐倉研究室 担当:水島希)
東京大学 脳神経倫理研究連携ユニット
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1
東京大学本郷キャンパス 福武ホール2F
TEL & FAX : 03-5841-2662(内線22662)
担当:水島希(mizushima [at] iii.u-tokyo.ac.jp)
([at]を@と読みかえて下さい。)
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[イベントのお知らせ]Patricia Churchland 講演会のお知らせ
「心の哲学」を代表する研究者であり、近年では脳神経倫理について研究を遂行されている Patricia Churchland 教授(カリフォルニア大学サンディエゴ校哲学科)を迎え、講演会を開催いたします。ふるって御参加ください。
■講演タイトル:The Neural Platform for Morality
■日時:2010年12月16日(木) 15時00分~17時00分
■会場:東京大学 工学部2号館 9階 93B教室
【http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_04_03_j.html】
地下鉄丸の内線・大江戸線[本郷三丁目駅]から徒歩6分
地下鉄南北線[東大前駅]から徒歩8分
■参加費:無料(事前登録:不要)
■使用言語:英語
■発表要旨
Self-preservation is embodied in our brain’s circuitry: we seek food when hungry, warmth when cold, and sex when lusty. In the evolution of the mammalian brain, circuitry for regulating one’s own survival and well-being was modified. For sociality, the important result was that the ambit of me extends to include others — me-and-mine. Offspring, mates, and kin came to be embraced in the sphere of me-ness; we nurture them, fight off threats to them, keep them warm and safe. The brain knows these others are not me, but if I am attached to them, they fire-up me-ness circuitry, motivating other-care that resembles self-care. In some species, including humans, seeing to the well-being of others may extend, though less intensely, to include friends, business contacts or even strangers, in an ever-widening circle. Oxytocin, an ancient body-and-brain molecule, is at the hub of the intricate neural adaptations sustaining mammalian sociality. Not acting alone, oxytocin works with other hormones and neurotransmitters and structural adaptation. Among its many roles, oxytocin decreases the stress response, making possible the friendly, trusting interactions typical of life in social mammals. I can let my guard down when I know I am among trusted family and friends.
■本人による研究内容紹介
“I explore the impact of scientific developments on our understanding of consciousness, the self, free will, decision making, ethics, learning, and religion and issues concerning the neurobiological basis of consciousness, the self, and free will, as well as on more technical questions concerning to what degree the nervous system is hierarchically organized, how the difficult issue of co-ordination and timing is managed by nervous systems, and what are the mechanisms for the perceptual phenomenon of filling-in.”
■代表作
Neurophilosophy (The MIT Press, 1986),
The Computational Brain (共著, The MIT Press, 1992) ,
The Mind-Brain Continuum(共編, The MIT Press, 1996),
Brain-Wise: Studies in Neurophilosophy (The MIT Press, 2002) など.
詳細は以下のURL参照。
http://philosophyfaculty.ucsd.edu/faculty/pschurchland/index_hires.html
■主催
東京大学 脳神経倫理研究連携ユニット
■お問い合わせ先
東京大学脳神経倫理研究連携ユニット事務局
http://sakuralab.jp/project
〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1東京大学本郷キャンパス 福武ホール2F
TEL & FAX: 03-5841-2662(内線22662)
担当:礒部太一(qq086202 [at] iii.u-tokyo.ac.jp)
([at]を@と読みかえて下さい。)
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