Home > 研究室ブログ Archive
研究室ブログ Archive
玉川学園見学
- 2008-12-14 (日)
- 研究室ブログ
修士課程の礒部です。
先日、学環の選択必修科目である、「文化人間情報学基礎Ⅲ(水越・山内先生)」の
授業発表のために町田市にある玉川学園を見学しに行ってきました。
上記の授業では、4つのテーマから1つを選んでざっくりと全体像を調べ、発表するということが
中心的な課題となっています。
ちなみに4つのテーマは、アップル、バウハウス、新教育運動、思想の科学研究会です。
私は新教育運動を選択し、4名でチームを組みました。
その発表のために、新教育運動の流れを汲む、玉川学園を見学してきました。
玉川に対してのイメージは、正直見学するまではそれほどよくはなかったのですが、実際に見学に行き、
教育博物館や創立者の小原さんの住んでいた家を肌で感じ、学校全体の雰囲気を知ることで、
ある程度玉川の様子をつかむことができました。
玉川のイメージは、見学後、かなりよくなりました。
ここなら、もし自分に子供がいれば進学させたい、また自分自身が中高生に戻ったとしたら、
進学したいと思うようになりました。
特に印象的だったのは、ITが教育にかなり浸透していること、自由でバランスの取れた教育方針や雰囲気です(ただその分、学費は都内一高いですが・・・)。
新教育運動を捉えるときに文献からだけでなく、以上のように実際の現場に足を運び、
現場にいる人に話しを聞く重要性を改めて感じた機会でした。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
国際安全保障学会
- 2008-12-07 (日)
- 研究室ブログ
加藤です。
本日「国際安全保障学会」に出席してきました。
カップルや親子づれで賑わう東京ミッドタウンを横目に過ぎて
国立新美術館へ向かう人波に紛れ真向かいの政策研究大学院大学へ。
偉そうな先生方が立ち話をされているのを聞いていたら、
もとは「国防学会」という名称で、日本の国防戦略・戦術を話し合う
完全に軍事方面の集まりだったとのことでした。
「最近は国防から逃げた、ヤワな研究も増えてこれでいいのかねぇ?」
「まぁ、その結果会員も増えましたから、どっちがいいんでしょうねぇ」
との会話でしたが、現在でもどう考えてもヤワな研究ではないのですが・・・・
私が出席した部会も現役及びOBの士官の方によるとてもディープな発表でした。
詳細は省きますが、こんな雰囲気の学会もあるんだよ!というのを
水曜日にでも掻い摘んで発表させて頂きたく存じます。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
ワークショップ@サイエンスアゴラ、白熱の議論の下に終了!
- 2008-11-25 (火)
- 研究室ブログ
こんばんは、佐倉研・田中です。
先日11月23日(日)、
日本科学未来館で行われたイベント『サイエンスアゴラ』にて、
佐倉研のメンバーも参加している
「文部科学省 脳科学研究戦略推進プログラム 東京大学 佐倉グループ」
が主催したサイエンスワークショップ、
【脳と機械をつなぐ!? -脳科学者といっしょに考えよう】は盛況の内に終了しました!
当日は連休の中日で晴れ。
未来館さんの開館時間は10:00でした。
僭越ながら私がスタッフとして参加しました当ワークショップは10:30から、
という早い時間の開催にも関わらず、多くの方が脳科学に興味を持っていらしてくださいました!
ワークショップは大きく分けて三部構成をとりまして、
最初にグループ長である佐倉先生からご挨拶、
そして大阪大学からお招きした吉峰先生、慶應義塾大学からお招きした牛場先生のプレゼンテーションと
質疑応答、それを踏まえて先生方と参加者の方々を3グループに分け、
それぞれのグループでディスカッションをしていただきました。
いきなり知らない人とグループに分けられ、しかも脳科学についてディスカッションをする。
個人的には、かなり勇気のいることだと思います。
参加者の方々のバックグラウンドも、会社員から脳科学関連分野を勉強している学生、
家族連れなどなど様々ですし、いきなり集まって
「じゃあ脳科学の話題についてディスカッションしてね。後でまとめを報告してもらいますから」とか
言われようもんなら、さあどうしよう?!、となってしまうのが普通ではないかと考えていました。
ええ、───実際にディスカッションが行われるまでは。
そうです、3つのグループに分かれてのディスカッションが始まると、
最初はぽつぽつ、後はたけのこのようにどんどんぽこぽこ意見が飛び出しました!!
お忙しい中ご協力くださった先生方、
そしてサイエンスアゴラに数あるイベントの中から当ワークショップを選んで来てくださった
参加者の皆様のおかげで、ディスカッションは白熱。
皆様、本当に真剣にディスカッションに臨んでいらっしゃいました!
そして、
3グループとも無事にお互いの議論のまとめを全員に向けて報告し、
つきぬ議論は場外へ持ち越しといった感じで盛況の内にワークショップは終了いたしました。
参加してくださった皆様、ご協力くださった先生方、本当にありがとうございました!
スタッフ一同、感謝の思いは尽きません。
「文部科学省 脳科学研究戦略推進プログラム 東京大学 佐倉グループ」では、
今回のワークショップでの成果を何らかの形にしてまた皆様にお届けできたらと考えております。
佐倉グループ・田中がお送りしました!
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
サイエンスアゴラで脳科学なワークショップ!
- 2008-11-20 (木)
- 研究室ブログ
こんにちは、佐倉研・田中です。
今回は佐倉研のメンバーの一部が参加している
「文部科学省 脳科学研究戦略推進プログラム 東京大学 佐倉グループ」主催で行う
ワークショップの告知をさせていただきます!
来る11月23日(日)、日本科学未来館で行われる【サイエンスアゴラ】にて、
脳科学者である吉峰先生(大阪大学)、牛場先生(慶応義塾大学)のお二人をお招きし、
佐倉先生および佐倉研のメンバーで以下のワークショップを開催いたします。
直前のご連絡となり大変恐縮ですが、今第一線でご活躍されている脳科学者から直接脳科学について
聞けるチャンスです!
お時間の許す方・ご興味のある方はぜひお誘い合わせの上、奮ってご参加ください!
以下、告知文です。
******************************************************************
サイエンス・ワークショップ
「脳と機械をつなぐ!? -脳科学者といっしょに考えよう」
■機械と脳をつなぐ「ブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)」は
脳神経科学の中でも、いま注目の技術。
治療やリハビリに役立つと期待され、臨床での研究もはじまっています。
一方で、脳に機械を埋め込むという技術は、
サイエンスフィクションでもよく取り上げられるテーマ。
BMIが普及すると、どのような社会になるのでしょうか?
■このプログラムでは、
第一線で活躍するBMI研究者、吉峰先生と牛場先生のレクチャーを聞き、
いくつかのグループに分かれてワークショップを行います。
この機会に、機械と人間と社会の関係について、研究者といっしょに考えてみませんか?
■日 時: 11月23日(日) 10:30-12:30
■会 場: 日本科学未来館 7F 会議室1
■定 員:40名(参加無料、事前申し込み不要)
■おはなし:
牛場潤一先生(慶應義塾大学理工学部):頭の中で考えただけで、コンピュー
タ内の仮想世界『セカンドライフ』を「散歩」できる技術の開発に世界ではじめ
て成功。リハビリなどへの利用をめざして研究中。
吉峰俊樹先生(大阪大学医学部脳神経外科):人の脳の表面に直接電極を置い
て読み取った脳波で、ロボットの義手などを制御する研究を実施。臨床研究とし
ては日本初。
■ファシリテーター:佐倉統先生(東京大学大学院情報学環)
▼サイエンスアゴラ公式ページ
http://scienceportal.jp/scienceagora/agora2008/
▼このワークショップの主催・お問い合わせ:
文部科学省 脳科学研究戦略推進プログラム 東京大学 佐倉グループ
東京大学大学院情報学環 佐倉統研究室
tel & fax: 03-5841-2662
担当(水島):mizushima@iii.u-tokyo.ac.jp
******************************************************************
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
さくら組・夏の宴
- 2008-07-18 (金)
- 研究室ブログ
院生の二木です。
佐倉研では四季おりおりの「宴(うたげ)」があります♪
きのう7月17日は前期の打ち上げ、「さくら組・夏の宴」でした。暑気払いです。新築の福武ホールに開店したUTカフェが、飲物持ち込みといういたってカジュアルなスタイルを快く引き受けてくださったので、めでたくそこで納涼。さくら組長と組員は(その呼称やめなさい)リラックスしたひとときをすごしました。酒豪揃いの研究室も多いなか、佐倉研は、えーと、比較的ソフィスティケートされております(笑)。
交流研究員の水島さんも四歳のお嬢さん、笑ちゃん(えみちゃん)といっしょにお越しくださったので、笑ちゃんと組長の絶妙のコミュニケーションにわきました(精神年齢が互角)。笑ちゃん、キュート!
未来の「宴担当者」のかたや、このサイトをご訪問くださったみなさまのご参考までに、
近年のおもな宴をご紹介します。こんな感じなんですよ~。
□2008年度
春の宴 本郷 金魚坂 (和食)
http://www.kingyozaka.com/
夏の宴 本郷 福武1階 UTカフェ(カジュアルイタリアン)飲物持ち込み
http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/facilities_inside-ut_cafe.html
□2007年度
春の宴 本郷 混河利(居酒屋)
http://www.kongari.tokyo.walkerplus.com/
秋の宴 本郷 コッコピア(イタリアン)
http://gourmet.yahoo.co.jp/0000734114/0002661811/
忘年会 本郷 ベスナー(ロシア系野菜料理)
http://restaurantbecha.web.fc2.com/
合宿 富士河口湖畔 四季の宿ぽぷら
http://www.popura3776.jp/html/arc.html
□2006年度
春の宴 なし(みんなでお昼に行く「サクランチ」の意欲的試みあり)
秋の宴 本郷 あかかぶ(和食)
http://r.gnavi.co.jp/g187800/
新年会 後楽園 東京ドームシティアトラクションズ ピアビュー(ビュッフェ)
http://www.tokyodome-hotels.co.jp/restaurants/pierview/
合宿 千葉館山 旅館海紅豆
http://www.kaikozu.info/index.html
□2005年度
春の宴 本郷 ミュン(ベトナム・サイゴン料理)
http://r.gnavi.co.jp/a029600/
秋の宴 江戸川区 葛西臨海水族園(水族館見学)
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/index.html
忘年会 本郷 アルルカン(洋風料理)
http://www.arurukan-hongo.com/
合宿 富士箱根ランド箱根峠温泉 ホテル富士箱根
http://www.fujihakoneland.or.jp/
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
ベルツの日記、再訪
- 2008-07-16 (水)
- 研究室ブログ
駒場の授業の帰りしな、図書館で『ベルツの日記』の英語版 (Awakening Japan: The Diary of a German Doctor: Erwin Baelz. Bloomington, IN.: Indiana Univ. Press, 1974) を借りてきました。ベルツさんは、言わずとしれた、明治時代に東大で教えていたお雇い外国人教師のひとり。東大医学部で26年間に渡って教育にたずさわり、まさに日本の近代医学教育の元祖といっていい人です。東大本郷キャンパスの三四郎池近くには、ベルツと、同じく医学教育に多大な貢献をしたスクリバさんの胸像が仲良く並んで建っています。『ベルツの日記』は日本語版が岩波文庫から出ています。日本人の夫人との間に生まれた息子、トク・ベルツが編集したものです。
なんで英語版が欲しかったかというと、ベルツの有名な演説の一節──「日本人は科学の成果を輸入することには熱心だが、それで事足れりとして、科学精神の根っこを植え付けようとしない」──を、英語のスライドにしようと思ったからです。正確には、今までは、あるところで入手した英語版(おそらく日本語版からの反訳)を修正して使っていたのですが、どうも言い回しなどがしっくりこないので、ここはやはりネイティブの表現に頼るべし、と思ったからです。さすがに、かっこいいっすね。ちゃんと演説っぽくなっているもん。ベルツさんの滞日25周年祝賀会での答礼演説の一部です。
この一節、今でも科学と社会の関係について論じるときに、しばしば引用されます。日本の科学関係者、教育関係者は非常に好きなフレーズのようです。だけど、ぼくは賛成しません。だって、文化システムや精神の根っこを移植するなんてことは、できないですよ。日本は、科学の成果だけを移入したから、こんなに短期間に近代化に成功したんじゃやないでしょうかね。そして、日本のこのやり方は、世界中の非西洋文化圏の国々が西洋近代の科学技術を移入する際に、お手本となる部分があると思っています。明治以来の日本の科学移入の「コツ」を伝授することは、日本の国際貢献のひとつになるんじゃないでしょうか。美術や音楽も同じかもしれません。
ベルツの発想は、近代化するには西洋化しか道がないと思っている西洋至上主義だと思います。19世紀末から20世紀初頭にかけてのドイツ出身ですから、彼がそう考えるのは当然ですが、100年以上経った今の日本で、ぼくらがそれをありがたがる必要もない。日本の近代化や西洋科学輸入の過程の、どこが良くてどこがダメだったのか、もっと冷静かつ客観的に把握するべきだと思います。そうしないと、これからの時代に必要な科学教育や科学リテラシーのイメージが、うまく描けない。何ごとも、温故知新は大事です。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
PCSTカンファレンス(スウェーデン)報告。
- 2008-07-05 (土)
- 研究室ブログ
M1の礒部です。
佐倉先生からもご報告があったように、6/25-27にかけて、スウェーデンで開催された、PCSTカンファレンスに参加してきました!以下で、少し長くなりますが、その報告をします。
2008年6月25日から27日にかけてスウェーデン(マルメ)、デンマーク(コペンハーゲン)において開催された、第10回PCST(The International Network on Public Communication of Science and Technology)カンファレンスに参加したことをもとに報告を行う。このカンファレンスにおいて、私自身としては “The outreach activities for the 10th anniversary of Brain Research Institute (BSI), RIKEN: a case report of public communication of neuroscience in Japan”という題目でポスター発表を行った。報告の形式は、最初に俯瞰的な概要と、3日間開催されたカンファレンスを時系列で報告し、最後に全体的な感想と、簡単にスウェーデン・デンマークの印象を述べたいと思う。
PCSTカンファレンスは、今回が10度目の開催であり、スウェーデンのマルメにあるマルメ大学を中心として開催された。PCSTは科学技術コミュニケーションを研究・実践する研究者、サイエンスコミュニケーター、メディア関係者が一同に集う場として機能しており、前回は韓国のソウルで開催された。
第1日目においては、午前中、ウェルカムスピーチとしてPCST関係者3名と、ゲストスピーカー3名のセッションが行われた。その中で特に印象的だったのは、カンファレンス開催に伴って音楽演奏とアクロバットがその口火を切ったことであった。私が知っている学会だと、形式ばった始まりが多い中、今回のPCSTは参加者を飽きさせず、カンファレンスに参加者を巻き込んでいく仕掛けがいたるところで垣間見られた。スピーチの中で興味深かったのは、ウィキペディアの創設者Larry Sangerがアメリカから駆けつけ、ウィキペディアのような試みがコミュニケーションをどのように促進させるのかについての講演であった。Sangerはコラボレーションの仕方を①normal collaborationと ②radical collaborationの2つに分け、ウィキペディアのような存在はradical collaborationの1種であり、そのような知の形態が今後続々と登場することを示唆した。Radical collaborationとは、つまり、ウィキペディアやオープンソースプロジェクトのリナックスに代表されるような、誰もがその知の参加者・構築者になれ、これまでの知のあり方とは一線を画したスピードで知の構築が進むあり方を言う。話自体はそれほど目新しいものではなかったが、ウィキペディアを現実に創設したという実績に裏付けられた話には聴衆の多くが聞き入った。質疑応答において、何点かの質問が行われたが、中国人ジャーナリストが、インターネットが使用できないような発展途上国においては、ウィキペディアのような仕組みがあったとしても、使用すること自体が難しく、その点をどう解決するのかという質問がなされた。Sangerの回答は、「正直、そういったような問題を考えたことがなかった」というものであったが、彼はその問題は今後、知の新しいあり方を考える上で大きな問題になることを認めていた。
午後は、私自身のポスター発表があり、その後、知人であるJSTの福士さんが口頭発表を行ったのでそれを聴きにいった。ポスター発表は、とてもよい雰囲気で行われ、私自身発表していて楽しかった。コーヒー片手に10数名の方々がポスターに興味を持ってくれ、理研の脳科学コミュニケーションのイベントはどのように行われたのか、またそのメリット・デメリットについて質問が寄せられた。特に子供向けのお絵かきコンテストについて興味をもってくださった方々が多かった。質問してくださった方で、印象的なのは、オランダのジャーナリストの方で、彼は以前東京にも滞在していたことがあり、理研にも取材に訪れたことがあったようで、話が盛り上がった。こういったインタラクティブな会話が出来ることが、ポスター発表の醍醐味であると感じた。
また、福士さんの口頭発表は、脳科学が日本においてどのような印象をもたれているかの意識調査を柱としたものであった。私は脳科学と社会におけるコミュニケーションや脳神経倫理を中心に研究しているが、福士さんの発表はまさに脳科学と社会の関係性を扱ったものであった。しかしながら、これは福士さんも発表において述べていたことだが、日本においてはこの種の研究は始まったばかりであり、データ等の裏付けが弱いことも確かである。そのため今後、研究を継続していく必要性を痛感した。福士さんが発表した中で、脳科学、とりわけサイボーグやロボット技術についての反応に男女差があったことは、統計上、十分有意差があり、興味深い指摘であった。この発表と質疑応答を聴いていて感じたのは、PCSTは本当に国際的なカンファレンスだということである。発表者も玉石混合、多種多彩、様々な国々から参加してきている。開催国のスウェーデン人はそこまで多くなく、オランダ、ドイツ、フランス、スペイン、ポルトガル、中国、韓国、ブラジル、アメリカ、そして日本、等々の国々からの参加者がいた。こういった背景もあり、発表も質疑応答も文化的差異・背景をもとにしたものが少なからずあったことは印象的であった。
2日目は、午後から場所をデンマークのコペンハーゲンに移し、コペンハーゲンビジネススクールで大規模なワークショップが開催された。PCST参加者約500名が14個のテーマ(気候変動と科学コミュニケーションに関するもの)について、90ほどのグループに分かれてワークショップを行った。このワークショップはコペンハーゲンチャレンジといい、ワークショップの前には、デンマークの気候・エネルギー担当大臣(日本の環境大臣に相当)がスピーチを行った。この方は女性の元ジャーナリストであり、彼女のスピーチに引き込まれた。私のグループは、「気候変動の事実や恐ろしさをどのように子供達に伝えるのか?」ということについて、ワークショップを行った。私のグループの構成メンバーは、イギリス人の大学講師、韓国の大学教授、ブラジル人のポスドク、そして私の4名であった。2時間にも及ぶ白熱した議論のあと、私達は、教育の場において、各国の小学生が自国の気候変動や環境問題の地域の特色について調査し、インターネットを通じて、その成果(状況)をお互いの国々の小学生が報告しあうという案を提出した。コペンハーゲンチャレンジの後は、近くの国立博物館に移動し、立食パーティが催された。
3日目、カンファレンス最終日は、1日目と同じくポスター発表を行い、また閉会セッションでのスピーチを聴いた。閉会セッションのスピーチにおいて、アルゼンチンからのゲストスピーカー、Diego Golombekはイグノーベル賞を「バイアグラが時差ボケに効く」という研究で取得し、科学コミュニケーションにおいても積極的に活動を行っている方であった。彼のスピーチはさすがにうまく、エンターテイメントのショーを見ているかのごとくであり、かつ内容も興味深いものであった。彼の主張を一言で述べれば、「科学は日常の中で本来は溢れており、そこに気づかせることで科学コミュニケーションを円滑に進めることができる」というものであった。
カンファレンス全体を通しての印象は、コミュニケーションの集まりだけあって、見せ方がとてもうまいということである。研究でも他の分野でもそうだが、内容の大切さもさることながら、見せ方も同様に重要であることを今回のカンファレンスは改めて気づかさせてくれた。そして研究者間や学生間、研究者と学生等の間の壁が非常に低く、気軽に話しかけ、質問しあえる環境があったことは特筆に値する。
最後に、アカデミックな側面以外で、スウェーデン・デンマークの感想を述べたい。日本が梅雨の時期、北欧は涼しく乾燥しており過ごしやすかった。しかし、食べ物は全体的に塩分がきつく、個人的にはそれほど満足できなかった。街の雰囲気はさすがに、デザイン先進国であるため、目を引くデザインや建物が多く、感銘を受けたことがしばしばあった。カンファレンスも含め、全体を通じて、4日間の滞在とは思えないほど様々な経験ができ、貴重な時間を過ごすことができたと思う。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
『さよならバースディ』
- 2008-07-04 (金)
- 研究室ブログ
佐倉です、こんにちは。
今電車の中で、数学者・志村五郎の自伝と並んで、荻原浩の『さよならバースディ』(集英社文庫)を読んでいます。霊長類研究センターでボノボ(ピグミーチンパンジー)の言語訓練をしている心理学者が主人公。京大霊長研出身者としては、血が騒ぎます。「この登場人物は、あの人がモデルかな……」などと邪推してみたり。まだ途中なので、判断は下せませんが、今のところ、荻原浩作品としては可もなく不可もなく、という感じです。ひとつだけ、細かいことだけど、ボノボ担当の心理学者よ、実験のために白衣を着るときはジャケットは脱ぐのが普通だぞ。いくら冬とはいえ、ジャケットの上から白衣着たら動きにくいべ。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
科学コミュニケーション国際学会
- 2008-06-28 (土)
- 研究室ブログ
佐倉です。
科学技術コミュニケーション国際学会(PCST)に参加するために、スウェーデンのマルメに来ています。
今回は、M2の大橋くん、M1の礒部くんがポスター発表(未来館webプロジェクト、理研脳研究センターアウトリーチ報告)、交流研究員の福士さんが口頭発表(脳科学に関する意識調査)、D1の田中さんが関連分野の勉強とサポート要員として一緒に来ています。みな、とてもしっかりした発表で、会場からの反応も上々でした。お疲れさまでした!
学会全体を通して、ヨーロッパの科学コミュニケーションの底力を痛感しました。科学技術と社会がどういう関係になるべきか、明確なビジョンとポリシーを持っている人が多く、それを実現するために着実に方法論や概念枠組みを磨いているという印象です。発表も、目的や論理構成が明確なものが多く、見習うべきところが多々あると思いました。ぼくたちは、どうしても、あれやこれやと説明しすぎる傾向にあるようです。
言いたいことは、できるだけ短く、簡潔に、すっきりと表現するよう、技術を磨いていきましょう。言いたいことを短くできないのは、言いたいことがはっきりしていないからなんだと思います。
北欧に来たのは初めてですが、会議のデザインがうまいなあと感じました。押しつけがましくなく、さりげなく、それでいてやるべきことはしっかりやる。会場はスウェーデンのマルメとルンド、デンマークのコペンハーゲンと、あちこち移動しましたが、いずれもスムーズでさすがでした。
詳細は、礒部、大橋、田中から報告があると思います。大橋くんはカメラ小僧してたし。
7月17日のゼミで参加報告しますので、御期待ください。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
学環・学府入試説明会&巡り
- 2008-06-21 (土)
- 研究室ブログ
M1の礒部です。
今日は、学環・学府入試説明会&巡りでした。
多くの受験希望の方々が説明会に参加され、
その後の各研究室のブース巡りも盛況でした。
今回は福武ホールが建って、初めての説明会ということで、
福武が「人・人・人」であふれていました。
それほどの熱気に包まれ、説明会&巡りが開催されました。
本日、佐倉研に興味を持ってご質問等してくださった方々、どうもありがとうございました。
またご疑問等ございましたら、何なりとご質問ください。
佐倉研を志望される方もそうでない方も(志望してくれると嬉しいですが、笑)、
みなさまの院試のご健闘をお祈りしています。
がんばってください!
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
Home > 研究室ブログ Archive
- Search
- Feeds
- Meta